みのパパは1年間の中で4〜5本オペラという分野の演出をしています
オペラと書くとわけ分からんという感じですが、舞台の演出とやることは同じです
オペラ特有の事情があったりしますが基本的にはみのパパの場合は、オペラを知らない方、初めてみた方がとっつきやすいように、意味がわからないことが極力減ることを目標としています
オペラというのはイタリアで誕生して世界に広まって行ったので、イタリア語はもちろんのことドイツ語、フランス語、ロシア語、チェコ語、英語など多言語の作品が存在しています
最近では字幕もありますが、外国語で歌うことが多いです
テレビや映画のように「字幕」と「画像」が一緒に見れたらいいのですが、舞台になると字幕を追いながら舞台を見るというのはなかなか大変なので、舞台で起きていることと、言葉の理解に時差が生まれることもよくあります
知っている作品ならいいけど、知らない作品だとよくわからなくなり、結果的にオペラをはじめて見た方やその作品をはじめて知る方にネガティブな印象を与える要因にもなりかねません
なので、みのパパ演出は基本的に「初めてみる方」ということを大事に演出しています
歌い手の立場で
歌い手として、演出家のいる舞台で歌うこともあるみのパパとしては、演出のせいで歌いづらいということがないようにしたいとも思ってます
この演出や考え方だと歌いやすい!という方向が理想です
お客様の立場で
歌い手や演出をやっていても自分の根本にあるのは、自分自身が音楽ファンということです
オペラやクラシックは事前に勉強してきたほうが面白く見られるという考え方もあります
これも理解はします
でも、勉強しなければ面白くならない作品というのは自分の中では面白くない作品なのです
例えば、ディズニーランドは初めて行った時に、何も考えずに「楽しかった!」と思う人が多いと思うのです。それがあるから、「また来たい!」と思えて、何度も通っていくと、シーズンで「違う仕掛けがある!」「隠れミッキーをもっと探したい!」などのディズニーの楽しみ方が自分なりにできていくと思っています
でもそのスタートはやはり第一印象かなと思っています
何かで辛いことがあった時、たまたま通った場所でたまたまやっていたお笑いライブで元気がもらえたら、そんな感じの使い方ができるクラシックやオペラがあってもいいと思っています
オシャレして、ゴージャスなオペラというのもオペラの醍醐味の一つではあります
そういう舞台もたくさんあります
新国立劇場や二期会、藤原歌劇団など豪華なステージを提供できるところもあるので是非そんな素敵な舞台もみて欲しいです
でも、豪華な舞台はそれなり値がはります
たまたま通りかかってみれる額じゃない場合も多いです
たまたま通りかかって、気軽に見れるそんなオペラを演出したいと思っています
コメント