野地秩嘉「伊藤忠 財閥系を超えた最強商人」

お金

ダイヤモンド社が出版している野地秩嘉著「伊藤忠 財閥系を超えた最強商人」を購入

自分のポートフォリオの約4%は伊藤忠商事なのですが、資産形成の中で日本株を始めた当初、あまり知りもせず購入しそのままにしている銘柄でした

自分がよく分かる銘柄を購入した方がいいということを知っていく中で、自分の持っている銘柄、そしてこれから購入していきたい銘柄のことをより知って購入していきたいと思うようになっていました

基本的には個人のお金ではなく我が家の家計からでた黒字分で資産形成をしているので、家族のお金という意識が強いです

大きすぎるリスクではなく、自分の許容できるリスクをとるためにも知識が欲しいと思っていました

初代伊藤忠兵衛

歴代の社長や重要な人物たちの物語が描かれているのですが、個人的に印象に残ったのは初代伊藤忠兵衛でした

どんな大企業といえ初代がいます

総合商社と呼ばれると、とてつもない大きな会社のイメージだったのですが、最初は商品携帯出張販売を行っていた小さな卸売商社だったということ

そして初代伊藤忠兵衛の商いの形が、現代にも息づいて、財閥系とは違う形の総合商社を支えているのだと知れたことがとても興味深かったです

株の動画やブログを読んでも総合商社の違い、財閥系と悲財閥系の違いなどはあまり理解できず

今回この本を読んではじめてその違いがわかりました

そして非財閥系がもつ石油やエネルギー系での苦労も知ることが出来ました

失敗からの教訓

この本は伊藤忠のこれまでの歴史がよくわかるように執筆・編集してありますが、その中には過去の失敗の数々が多々登場します

自動車ビジネス、オイルショック、バブル崩壊、、、

そこにこそ読者が学ぶべき点が多いように思えます

投資家としては、どんな優良企業でもいい時もあればそうでない時もあり、基本的にどこに投資しても一定のリスクは有り得る

みのパパはインデックスの積立投資と高配当個別株の長期投資を両輪としていますので、個別株は長期でもてる優良な企業の株を買いたい

その意味では、その企業の強みとリスクはより明確な方が、投資家目線でありがたい

読んでみて

より企業を知れた方が購入の目安になるなということが、とてもよく分かりました

今後も企業の本や関連書を読んでいきたいと思える良い機会になりました

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