音楽家の職業リスク
日本の場合、多くの音楽家は「演奏」と「指導」の二つが収入のメインになっていると思います
しかし、どちらも自分の身体や健康にとても左右される仕事ということを意識して、将来を考えなければいけないと考えています
感染症、震災などが起こった場合には、公演の中止、公共施設の休館、生徒のレッスンキャンセルなど収入に関わる事がとても増えていきます
もちろん自分自身が働ける状態ではなくなることも考える必要があります
災害などがなくても、我々の職業は基本的にサービス業です
世の中の不景気は我々の職業に直結していきます
世の中の安定、経済の安定の延長上に我々の職業の安定はあるので、基本的にリスクが高い職業だという認識を持つべきだと考えています
職業リスクの分散
私の場合は、音楽という職業の中で収入を一つ集中しすぎないことを意識しています
・演奏
・自宅でのパーソナルレッスン
・ボイトレ教室でのレッスン
・合唱指導
・演出
・行政の委員会
どれか一つの仕事が終了したり、減った時にも他で補填できるようにしています
配当収入
毎月定期的に投資を行なっています
それは長期・分散を基本として米国株、日本株、投資信託を中心に組んでいます
米国株は複数のセクターに分散していて、配当利回りよりも経営が安定して増配を続けていることをメインに考えて購入しています
ETF、個別株がありますが、債券に連動したETFも購入しています
今よりもさらに年齢が高くなったら債券に連動したETFの割合を多くしていこうと考えています
日本株も分散させていますが、総合商社株の割合が少し多い感じです
でも、基本的には経営の安定を意識して組んでいます
投資信託は積み立てNISAを活用しています
貯蓄
毎月の家計の黒字はある程度投資にまわしますが、全額を投資にまわすことはしていません
生活防衛資金や、緊急時にすぐに引き出せる現金の貯蓄も行なっています
年齢とのバランス
未来のことは誰にもわかりませんが、年齢を重ねていくのは誰も止められません
そう考えると、年齢によって投資のポートフォリオは変更させるのも方法の一つだと思います
収入が安定しているときには株の割合を多くして、ある程度の年齢になってきたら債券のバランスを増やす
日本株と米国株を持っているのは為替リスクを考えてのことです
今は米国株への投資が多めですが、これもどうなっていくかわからない
今後も様々なリスクを考えながら多方面での収入のポートフォリオを自分なりに作っていきたいです
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