3回目の緊急事態宣言を考える

ボイストレーナー

音楽家の仕事を考える

フリーの仕事であり、分類するならサービス業になる音楽家

音楽家は自分の仕事は芸術家だと思ってしまう時があるけど、一般に考えるとサービス業です

緊急事態宣言がスタートするのは4月25日は日曜日ですが、すでに休館を打ち出したり、公演中止を決定している団体、公共施設があり、音楽家たちの仕事や自分の芸を表に出す機会を失われるかと思うと胸が苦しくなります

多くを公共施設の稽古場に頼っていますので、この緊急事態宣言でみのパパ自身も稽古や合唱指導などの仕事に影響が出るだろうなと思っています

4月23日に緊急事態宣言を発表して、4月25日から世の中の動きを止めるというのは、急であり準備期間がなさすぎて、中々受け止め切れない職業の人も多いのではないでしょうか

リスクの高い職業

そんなことを考えていると、この仕事のリスクの高さがとても鮮明になります

生活防衛費の蓄え、貯金、固定費の見直し、労働以外の収入など、日常のリスクへの取り組みやリスクを分散させる生活をこれまで行っていたかがとても重要になってくると思います

ただでさえ、職業になりづらい音楽という仕事の上、震災や災害、感染症などが起きた場合、初期段階で仕事が危うくなる職業リスクが常にあるということでしょうか

音楽大学やプロになりたいという生徒を持っている指導者は、これらのリスクについて丁寧に説明するべきだと思います

リスク軽減のためにも投資

これらのリスクを軽減するためにも投資というのはリスク分散の一つの手段です

サービス業という面で音楽家を見ると、一般の方々の日常の生活の中に成り立っているいる商売です

災害や感染症で一般の多くの人々の生活に支障が出てくることが起きるならば、当然のごとくその波はサービス業に向かってきます

飲食やカラオケなどと同じサービス業という認識が薄いと、それはお金という形で自分や家族にかえってきます                                                 

芸術という側面と職業という二面性をもつ音楽家ですが、どちらもこの仕事には必要です

何かが起きてからではなく、何かが起きてからも対応できるような準備をコツコツと行う必要があると考えています

そう考えると、音楽家という仕事には芸術面とは全く違う、個人事業主としてのリスクマネージメント能力が必須ではないでしょうか

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